秘密
私は、体育館を出ようとした・・・・・とき
グイッ・・・・
結城が腕を引っ張り、バランスを崩した私は、結城の胸にすっぽりと収まった。
「・・・・は、離してッ」
私は、もがいて腕の中から抜けようとした。
「・・・・・やだッ・・・・・離して・・・・離してょ・・・.」
私は、泣きわめいたが結城は離してくれない。
「・・・・・あーあ、わりぃ。おれが悪かった。女の行動に何も言わなかった俺が悪い。」
「・・・離して・・・・言い訳なんて聞きたく「長澤は、俺の彼女じゃない。」
頭が真っ白になった。
涙も引っ込んだ。
叩くのもやめた。
えっ・・・・・
「・・・・今」
「・・・長澤は、スキンシップが激しいやつなんだ。」
「・・・・でも、キ、キ「あーあれは、してないぞ!?」
結城は、真っ赤になりながら否定した。
「俺には、好きなやつがいるからって断った。」
「・・・・・・えっ?」