俺様王子はシャイボーイ?!





教室には私と蓮の2人だけ。



周りからは部活の練習してる声や、吹奏楽部の心地いい音が聞こえている。





「…帰らないの?」



言う言葉がこれしか見つからなかった。


…私らしくない。

もっと気楽に、適当にー…。





『奈央』



「ん?」



蓮は私の顔を見た。

その顔はとても真剣で…
蓮の綺麗な目を見てると、吸い込まれちゃいそうだった。








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