鬼の名の下
島田さんに、白羅のこと聞いて、白羅探そうと思っていたのになぁ・・。






白羅、どうしているかな・・。




実際、明よりも白羅の方が僕に近い。




だって、白羅も独りだったから・・。





てゆうかさぁ・・さっきから匂うんだよねぇ。



『君、一度部屋戻ったら?』



誰も居ない部屋に僕の声だけが無機質に響く。




『ケガ、してんじゃないの?それとも、返り血?』



まぁ、どちらでもいいけどさぁ・・。と続けながらゴロリと寝転がり仰向け状態になる。





『血の匂い、嫌いなんだよね。山崎さん』




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