鬼の名の下



『これで分かっただろ?僕は死なない』




スッと腕を出してみせる




固まった血の間から、傷口が覗く




その傷口は、既にふさがり始めていた




「・・これは・・。」


再び息を呑む音と、山南さんの驚嘆の声が聞こえた




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