鬼の名の下





『分かっただろ?僕は死なない』






それだけ言い残すと、クルッと踵を返した。






さてと・・これで漸くここともおさらばか・・。





白羅、今探しに行くから・・。


絶対、見つけ出すからね・・。


グッと拳を作って力を込める。





そして、襖を開けようとした瞬間・・・・・






何かに引っ張られた。



『・・・え?』



そして、その反動のまま僕は床へと倒れこんだんだ。



< 147 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop