鬼の名の下
あーーー面白い。


たった今、関わらないとか色々言っていたけど、やっぱ人間は面白いよ。



『白羅、良い?』


肩に居る白羅に聞けば、静かに頷いた。



今まで色々あったらしいからな、こういう場面では静かにするって言うのが分かっているらしい。



『島田さん。お願いします』


「な、何故私の名を・・!?」


『さっき呼ばれてましたよね』



何か・・抜けている?



「な、なるほど・・。で、では失礼する・・・」


白羅を抱き上げた瞬間さっきまでの厳しい表情が一気に輝いた。


うわっ、やっぱ面白い!


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