鬼の名の下
待
それから、大きな建物に付いた途端、刀を奪われ暗い部屋に入れられた。
「ね、猫どうする・・?」
チラリと白羅に目を向ければ強いまなざしでこちらを見ていた。
『逃がせ・・っ・・』
「・・わかった。大人しくしていろ」
それだけ言うと、パタンッと襖を閉めて島田は出て行った。
クッ・・ハハハッ・・・きっついなぁ・・・。
逃がせと言った瞬間の、白羅の顔・・・
瞳に闇が広がったように見えた・・・。
だけど、だけど僕と居れば危ないのは確か。
島田ならむやみやたらとその辺に捨てることはしないだろうから・・
所詮人外にはどうすることも出来ない。
せめて、白羅がもっと平和な時代へといってくれることを願おう・・。
「ね、猫どうする・・?」
チラリと白羅に目を向ければ強いまなざしでこちらを見ていた。
『逃がせ・・っ・・』
「・・わかった。大人しくしていろ」
それだけ言うと、パタンッと襖を閉めて島田は出て行った。
クッ・・ハハハッ・・・きっついなぁ・・・。
逃がせと言った瞬間の、白羅の顔・・・
瞳に闇が広がったように見えた・・・。
だけど、だけど僕と居れば危ないのは確か。
島田ならむやみやたらとその辺に捨てることはしないだろうから・・
所詮人外にはどうすることも出来ない。
せめて、白羅がもっと平和な時代へといってくれることを願おう・・。