鬼の名の下
『そ。じゃぁそろそろ新撰組に戻りなよ』




「・・へ?」



何へ?って・・。



『こんな夜更けに危ないだろ。早く帰れよ』


「でも、夜歌はどうやって行くの!?」


『・・は?』



何言ってるんだこの子は・・・?



『どうして僕が行くんだ・・?』


「だって、夜歌怪我しているでしょ?」



確かに怪我しているけど、こんなの明日には治る。



だけど・・ふむ。


僕が行くと言わないと、行かないな。こいつ・・。


『わかった。後から行く。先に行ってくれ』


「本当?」


『あぁ。』






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