鬼の名の下
「・・・わかった。じゃぁ、後でね?」



『あぁ、じゃぁな明』


「うん」



さっきもじゃぁなって言ったのになぁ・・。


だけど、もう会うことは無い。




僕、嘘は得意なんだよ・・?



ごめんね、明。



だけど、初めて会えた同胞が、笑っていてくれてよかった・・・。




さてと、とりあえずここから離れて傷直すか・・。



早くしないと、本当に痛みで意識飛ぶ。



あぁ、本当に不便な体。


こんな痛い思いしているのに、死ねないなんて・・。


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