伝えたい想いは、ありすぎて。
ひとときの幸せ
「里沙ぁ~!」
「どうしたの、そんなにハイテンションで」
倒れた日の次の日、無事に退院ができた。
そして月曜日。
いつもより少し早く学校へ来たら満面の笑顔を浮かべた、菫がやって来た。
「中沢くんとデートしたんだって~?やるねー、里沙」
な、な、な…
「なんで知ってるの!?」
「学校中の恋愛事情をあたしがしらないわけないじゃない♪」
お、恐るべし菫…
「で?付き合うことになったんでしょ?」
そこ、断定なんだ。