伝えたい想いは、ありすぎて。





――――…ズキズキズキッ



頭に急激な痛みが走る。


「里沙っ!?」


その場にうずくまるあたしに駆け寄ってきてくれた。


「どうしたの?」


「あた、まっ…がいたい…」


泣きたくなるほどの痛みがあたしを襲う


「大丈夫?って…、大丈夫じゃないよな」


―…ギュッ。


えっ?


頭の痛みと同じくらいの強さで抱きしめられた。










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