伝えたい想いは、ありすぎて。
「それでもいい。」
「あの…、その…、好きなんですっ!」
これは…
告白現場ですよね?
放課後は人気のない図書室近くの階段のおどりばで、告白現場に遭遇してしまった。
声が聞こえた瞬間、歩く足を止めた。
このまま告白現場をスルーして通ろうかと迷う。
女の子は誰に告白しているのだろう?
覗き趣味はないけど、少し気になる。
菫が居たら、テンションMAXだっただろうなあ…
そんなことをのんきに考える