伝えたい想いは、ありすぎて。







「中沢の席はそこ。なにかわからないことがあったら周りの奴に聞けよ」


担任はさっさと教室を出て行き、さっきよりもっと教室内がガヤガヤし始めた


みんな中沢くんに注目。


そんな本人は無表情で本を読み始めた。



「里沙ー!中沢くんヤバイくらいカッコイイよ!」


菫は、はしゃぎながら話してる。
他の女子の皆さんもだけど。


それに、他のクラスの人も見に来てる…


大人気だね。



「あ〜…、目の保養。好きになっちゃいそう。」


「でも、菫は三組の誰くんだっけ?好きなんじゃないの?」


この前、その人のコトについて語ってなかったっけ?









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