伝えたい想いは、ありすぎて。
通じあう気持ち
暖かな手が涙を拭ってくれて、涙が少し乾いた頃にアオくんがそっと口を開く。
「出逢ってからずっと…、里沙が好きなんだ。
小さい頃ももちろんだけど、再会した時に里沙はもっと綺麗になってて。
変わらないところもあったけど、毎日会う度に昔よりどんどん好きになっていくんだ」
碧い瞳にまっすぐに見つめられて、うまく言葉が出ない
「正直…、覚えてくれてなかったのは凄いショックだった。
でも暫くして、別に俺のコト思い出してくれなくてもいいと思った」