ねえ 、先生



ギュッ

私が 先生の 白衣の 裾を
しっかりと 掴んでいた



「 ― !! ごめんなさい … あの っ
  全然 記憶なくて っ えっと っ 」


「 アハハ っ 大丈夫だよ 」
って 笑う先生

「 怖い夢でも 見た ? 」

「 … い 、いえ 」


先生 こんな 笑い方するんだ
正直 びっくりした


「 ちょっと 待ってて 」
って 言う先生


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