執事と共にホワイトデーを。
「……開けてみて、いいかしら?」

「はい」


そっと、小さな箱のリボンを解く。


「……香水?」

「はい」


恵理夜は、そっとキャップをはずした。

そして、そこから立ち上る香りは――
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