執事と共にホワイトデーを。
春樹の手が耳元を通り過ぎ、腕が背中に回される。

春樹の胸元が恵理夜の鼻先に押し付けられる。


「春樹……?」


必要以上の体重が掛けられる。

恵理夜は、咄嗟に春樹の体にしがみ付いた。


「春樹っ」


――春樹に押し倒される形で、二人はベットに倒れこんだ。
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