執事と共にホワイトデーを。
恵理夜は、時々、朝に護身術の練習をしていた。

時には、部屋に戻って鼻血を出し、春樹に驚かすこともあった。


「朝練と、杖と、何の関係が……」


――その時、携帯が鳴った。


「占いも、どこまで当てになるのかしらね……」


クラスメイトに勧められて登録したメールマガジンだった。


『今日はアナタにとってラッキーデイ。いつもより刺激的なことが起こるかも。チャンスを逃がさないで☆』
< 54 / 125 >

この作品をシェア

pagetop