執事と共にホワイトデーを。
四角い紙の手紙、タクミの退院の日、恵理夜の行きつけの花屋――

恵理夜をあまりにも良く知っている謎かけ。

春樹が捕えられているとしたら、それは身内の人間によるものだと言うことを直感させた。

春樹は、極道の人間ではない。

しかし、組のトップであるシラヤナギや祖父からの信頼も厚い。

恵理夜の為ではあるが、車や個室が与えられ、優遇されているのも事実だ。

それを、疎ましく思う者も居ないともいえない。
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