執事と共にホワイトデーを。
やはり、意味のわからない文章。

他の手紙と同じように右端に書かれた五芒星を辿り呟いた。


「火剋金……火は、金に勝つ。次のヒントは『金』に関係するもの」


しかし、その五芒星は左下から頂点に伸びる線が欠けていた。


「ときはさり、いっかくじゅうがあらわれ、おもいでとなる……思い出が、眠る場所?」


改めてヒントを見つめ、恵理夜は首を捻った。
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