執事と共にホワイトデーを。
しかし同時に、安堵感を感じたていた。

自分を必死にさせようとした意図の正体がわかったからだ。

それは――


「叔父様?」


シラヤナギが、そっと恵理夜の肩を抱いていた。


「どうして、叔父様がここに……?」

「ここに、呼び寄せたのは、私なんだよ」


意図の正体が解けた。
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