執事と共にホワイトデーを。
「そして、これはわしからだ」


その手から、手紙が手渡される。


「そのドレスを着る場所が必要だろう」


正式な招待状。

女子高生である、恵理夜の日常からはかけ離れた世界への招待状だ。


「素敵……」


言葉にならないような様子で、その二つを受け取った。
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