執事と共にホワイトデーを。
「それから、これはお前ぇにだ。春樹」
祖父は、春樹にも大きな箱を手渡した。
「私に、でございますか」
流石の春樹も困惑している。
「ああ、何のために昨日今日とお前ぇを付き合わせたと思っている」
「ですが、」
「こないだのバレンタインチョコは、お前ぇの力作でもあるって聞いたからな。お返しはせにゃあな」
と、祖父は老年とは思えないほど快活に笑った。
祖父は、春樹にも大きな箱を手渡した。
「私に、でございますか」
流石の春樹も困惑している。
「ああ、何のために昨日今日とお前ぇを付き合わせたと思っている」
「ですが、」
「こないだのバレンタインチョコは、お前ぇの力作でもあるって聞いたからな。お返しはせにゃあな」
と、祖父は老年とは思えないほど快活に笑った。