先生がいなくなってからの二十日間
だけど、私だけでは止める事もできませんでした。



私は右脚の骨を先生に握り潰されてしまいました。




立って歩く事もできなくなり、それでも止めに行こうと匍匐全身をするように先生を追いかけようとしました。それでも追いつけなくて大声で先生の名を呼びました。そして、やめてくれと。


それでも平川先生は私の事なんか最初からまるでいなかったかのように聞き入れずとうとう学校に入っていきました。



はやく止めないと。


はやくしなくては……。
< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop