16歳〜大好きな弟〜
月日が流れて、シンの入学式の日
相変わらず
「姉ちゃん、ネクタイ〜!」の声で起こされる
「あんた今日から、高校生やに!
ネクタイぐらい、絞めれるようにならんと!
姉ちゃん、明日から居らんよ!」
「うん、分かっとる
姉ちゃん、たまには帰って来るよな?」
「当たり前だがね!
此処姉ちゃんの実家やに(笑)
やっぱ寂しいんやろ?(笑)」
「……うん」
意外な返事に、ウルっときた
「シンらしくないな〜(笑)
笑わんかい(笑)
今日、入学式やに!
寝癖直して、ご飯食べな!」
「うん!母ちゃんが来る?」
「うん、姉ちゃん引っ越しの準備あるし…」
「分かった!じゃあ後で写真だけ撮ろう(笑)」
「はいはい!」
私は仕事の都合で、大阪に行く事になってた