AL†CE!
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「失礼します」
佐柚が3年I組の扉をひくと、SHR中だった教室の中がざわついた。
頬杖をついていた功が頭を持ち上げる。
そんな功に気がついて、佐柚は笑顔になった。
担任の、坂間が名簿を開きながら佐柚を招き入れた。
「どうした?」
「だい…杉原大地が、発熱で保健室に行ったので」
坂間は名簿に記入しながら、面食らったように聞いた。
「なに、有末さん大地と知り合いなの?」
クラス中が耳をすました気がした。
「はい」
迷わずに頷くと、一礼して佐柚は教室を出て行った。
功は携帯を開いた。
『有末が教室きたぞ!大丈夫か、あとで行く』
「失礼します」
佐柚が3年I組の扉をひくと、SHR中だった教室の中がざわついた。
頬杖をついていた功が頭を持ち上げる。
そんな功に気がついて、佐柚は笑顔になった。
担任の、坂間が名簿を開きながら佐柚を招き入れた。
「どうした?」
「だい…杉原大地が、発熱で保健室に行ったので」
坂間は名簿に記入しながら、面食らったように聞いた。
「なに、有末さん大地と知り合いなの?」
クラス中が耳をすました気がした。
「はい」
迷わずに頷くと、一礼して佐柚は教室を出て行った。
功は携帯を開いた。
『有末が教室きたぞ!大丈夫か、あとで行く』