AL†CE!



「…この傷がぜんぶ治ったら」


絢華は真っ白なてのひらを功の頬にあて、
自分と目を合わせた。



だいすきなひとの瞳。



「わたしが功にもう1度告白する」



功の目がやっと絢華の目を見た。



「だからそれまで待っててほしい」





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