AL†CE!
Ⅵ.ジョーカーの行方

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昼休みのチャイムが鳴った。


いつもは紗和と2人、
教室でお弁当を食べるのだが
今日はそんなわけにもいかなかった。


他のクラスからの見物客は絶えず、
クラスメイト達もそわそわしていて、
とても仕事の話などできなかったのだ。



仕方なく、
2人はお弁当を持って教室をでた。


向かった先は科学室。


科学室ならめったに人は来ないし、
昼間は常に鍵があいているので、
うってつけだった。




科学室には横長の黒い机が並べられ、
独特の匂いがした。



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