震度ｘ
そしてついに
カタカタ……

から

ガタガタ……！

という音に変わり、ゴゴゴゴ……という轟音が聞こえ始め、机の下に潜った。


「落ち着いて！」


と先生が焦りもみせずに叫ぶ。


それから少しの間、机に頭をぶつけながら揺られ続けた。


その間、私は何かを言っていた。
たぶん、

「死ぬ……やだ……！」

とか、そういう感じ。


机の上の物は全て落ちてくる。


おさまってから、数学の教科書と問題集をひとまとめにした。

開いていた筆箱から飛び出したペン類を見つかったものだけしまう。


その時、

「ｼﾞｪｯﾄｺｰｽﾀｰみたい……」

と言っていたのは左隣の友達。

なんて余裕なんだ！

と驚きとちょっと感心。


すると窓側の席の人が、

「掃除用具入れ倒してもいいですか！」

と先生に聞いて、私の左隣の人と一緒に倒した。



１回大きいのがあったからこれで終わりだよな……



と思っていたのもまた束の間、さっきと同じような揺れがきた。



．
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