震度x
避難
階段を降りる直前に会った友達と、4階から階段を降りていく。
もう怖くて怖くて、足が震えている。
2階辺りで化学の先生がすごい落ち着いた様子で階段を降りようとしていた。
さすがに先生は肝が据わっているというか何というか……
教師ってすごいと改めて思った。
1階まで降り、中庭側の非常出口から中庭に出てグラウンドに向かう。
外に出てすぐに、前の前を歩いていた別の友達が転び、膝にケガをした。
膝大丈夫かな、と思いながらグラウンドの土を踏む。
するとちょうど踏んだ所が、地割れしていて陥没もしている所だった。
「うわっ!」
と思わず言ってしまった。
ずぼっと嵌らなくて良かった……と胸を撫で下ろす。
でも足は震えている。
グラウンドの体育館よりの所にクラスごとに並ぶ。
体育館の窓は何枚か割れているけど、どうやらみんな無事みたい。
拡声器で「暫く待機」を指示された私達。
みんなケータイを取り出して、とりあえず誰かに連絡を、とメールや電話をする。
私は父と母にメール、家に電話をした。
父と母は職場だけど、家にはおばあちゃんが1人でいる。
それが気がかりでならなかった。
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もう怖くて怖くて、足が震えている。
2階辺りで化学の先生がすごい落ち着いた様子で階段を降りようとしていた。
さすがに先生は肝が据わっているというか何というか……
教師ってすごいと改めて思った。
1階まで降り、中庭側の非常出口から中庭に出てグラウンドに向かう。
外に出てすぐに、前の前を歩いていた別の友達が転び、膝にケガをした。
膝大丈夫かな、と思いながらグラウンドの土を踏む。
するとちょうど踏んだ所が、地割れしていて陥没もしている所だった。
「うわっ!」
と思わず言ってしまった。
ずぼっと嵌らなくて良かった……と胸を撫で下ろす。
でも足は震えている。
グラウンドの体育館よりの所にクラスごとに並ぶ。
体育館の窓は何枚か割れているけど、どうやらみんな無事みたい。
拡声器で「暫く待機」を指示された私達。
みんなケータイを取り出して、とりあえず誰かに連絡を、とメールや電話をする。
私は父と母にメール、家に電話をした。
父と母は職場だけど、家にはおばあちゃんが1人でいる。
それが気がかりでならなかった。
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