すべてを君に。
二章

帰り道






あたしはあの後、教室に戻った。




相変わらずクラスメイトは教室に入るとあたしを奇妙な目でジロジロ見たり、わざと聞こえるよう文句を言ったりしていた。





だけどあたしは、それを完全に無視し自分の席に着き机に伏せた。





―…キーンコーンカーンコーン




丁度チャイムが鳴り、あたしは眠りの世界へ落ちていった。






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