「 俺の彼女になってみる? 」
 
 
 
 
 
――教室 
 
 
 
 
 
「  おっはよ-  」


「  お、沢!
   
   昨日の嫌味メール返信なかった  」
 
 
 
 
葉月が少し怒った顔で睨んできた

 
 
 
「  いや、あの、その....

   話すと長くなる  」
 
 
 
 
私は葉月の横の椅子に座って溜息をついた


出来るもんなら記憶を消して欲しいくらいだよ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「  ――で、付き合う事になったの  」 
 
 
 
 

葉月の口があんぐりと開いている


信じられない、と口をパクパクさせた 
 
 
 
 
「  噂どおりじゃん!!!!  」 

 
 
 
「  ....ぅう  」

 
 
 

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