「 俺の彼女になってみる? 」
  
 
 
 
 
 
教室中 悲鳴が上がった


みんなの憧れ・蒼先輩に呼び出された私は


よろめきながら先輩の前に立った 

 
  
 
「  ちょっと話がしたくて。  」 
 
 

  
先輩は私の手を掴み


いきなり走り出した 
 

  
 
何処に向かうかと思いきや


屋上だった 
 
 
 
 
「  てめえ、あんな顔すんな!!!  」 
 
  
 
いきなりデコピンを食らわされた


 
 
「  いたっ....

   何するんですか!!  」


「  もっと嬉しそうにしろ!

   俺の本性がバレるだろ  」 
 
 

 
私はあ然とした


じゃあ付き合わなきゃいいのに 
 
 
 
 
…このドSわがまま野郎 
 
 
 
 
「  で、話って何ですか  」


「  ああ、そうだったな

   とにかく5分休憩以外の休み時間は

   俺に会いに来い

   そして俺の本性はバラすな。

   俺と付き合ってるという事は大いにバラせ  」 
 
 

 
  

 
 
 
 
 
「  バラッ…バラしません  」


 
 
 
先輩はニヤけて


私にキスをした 
 
 
 
 
「  …っ??!!  」 
 
 

  
顔が熱くなるのが分かる


力が強くて突き離せない 
 
 

 
「  せんぱっ…  」 
 
 
 
 

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