「 俺の彼女になってみる? 」
 
 
 
 
 
涙が溢れてきた 
 

 
  
その時 先輩の唇が離れた 
 
 
 
 
 
「  泣いてるんだ?  」 
 
 
 
  
 
私はその場に座り込んで顔を伏せた



 
 
「  だから言ったろ?

   俺に泣き顔見せるって事は

   襲ってもいいって事って  」 
 

 
 
 
....聞いてないし!!!!


 
 
 
私は鼻をすすり、先輩を見上げた 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
  
でも、やっぱかっこいいなぁ...

 
 
 
 
...黙ってると本っっ当最高の王子様…

 
 
 
  
「  何見てんだよ  」 
 
 
  
 
私は慌てて視線をそらした


 
顔が熱くなって胸がドキドキする

 
先輩にそういうの抱いても


サドで返されるのに。 
 
 
 
 
「  そんなに俺が好きか  」 
 
 
 
 


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