「 俺の彼女になってみる? 」
「 俺、委員長なんだよね
沢も副委員長やらない? 」
「 え...じゃあ...蒼さん、って3年? 」
蒼先輩は小さく頷いて
少し笑った
「 やる? 」
「 でも私一年だし.... 」
「 推薦してやる 」
私ははっきり大きく頷いた
その時、委員会の人たちが入ってきた
「 失礼します 」
「 きゃ-、蒼先輩だあ 」
色んな声が飛び交う中、先輩は
ゆっくり黒板の方に向かった
それぞれ椅子に座って話し合いが始まった
「 ――で、副委員長は俺の推薦で
一年の篠原沢に決定な 」
委員会活動が終わり、急いで葉月の所に向かった
「 葉月っ
見つけた!!!! 」
「 え....えええ? 」
「 た、高野蒼って言うんだけど
優しくてイケメンで 」
葉月の動きが止まった
冷たい目で私を見る。
「 あの男、ろくな噂ないよ 」
「 え、何で! 」