「 俺の彼女になってみる? 」
でも逆効果だった
先輩は悪魔みたいに笑って
また近寄ってくる
「 おれ、泣き顔好きだよ 」
慌てて逃げようとした
先輩じゃない!
先輩のフリをした誰かだっ
ドアに手をかけたとき
後ろから抱きつかれた
「 せんぱっ…い 」
この人…おかしい!
サドだ!サドすぎるっ
「 この....変態!!!!! 」
私は急いで学校を出た
やばい…やばい…
追いかけてきてる
葉月は今日塾だから先に帰ってる
もう誰もいない…
だんだん息切れしてきた
もう.....走れない
「 つーかまえたっ 」
先輩にまた抱きつかれた
あああ…終わった…
「 今日からお前は俺のもの 」
「 は?!! 」
「 俺の彼女になってみる? 」