どんな君でも


「可愛い…」


ゆっくりとみてまわる。


さっきの猫やうざぎの置物は特に可愛いかったなぁ…。

なんて思っていたら

「買ってあげようか?」

と彼が言った。


なんで分かったんだ…なんて思いながらも、そんな彼の優しさに、キュンと胸が打たれる。


「ううん。いい。」


「そう?」


「そう。」


いつの間にか(気がついたら)手の繋ぎ方は恋人繋ぎになっていた。


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