幽霊ダチ。〜キミは誰?〜
居場所
あたし、雨宮凜はごく普通の中学2年生。
毎日が楽しくない。今日も一日が始まってしまった。


「おはよう」

ザワザワ ザワザワ
今日もうるさい。

「ねぇ?雨宮さん?あなた死んだんじゃないのぉ?」
「うっさい。生きてるけど。見てわかんないの?馬鹿」
学級委員の芽伊香に言い返すと
ヒソヒソ ヒソヒソ
ひそひそ話が始まった
「あーあ、もうこんなクズクラス離れたいわ」
そうわざと言ってみるとあーあ、やっぱり
菜々華が
「ねぇねぇみんなぁ!今ねぇ?りんりんがクズクラスっていったよぉ?私、もう友達辞める!!!!!!!!!!」
「そうだそうだ~!!!!!!!!!!辞めちまえ!ヘイ!辞めちまえ!ヘイ!」
はぁ?最初から友達じゃねーよwお前にりんりんなんて呼ばれたかねーよ。
ほんとクズクラスだ。ムカつく。
「はーい、席につきましょうねぇん?あ•ま•み•やさぁん?」
「は?ウザwだまれよクソババアw」
ガタッ
私が座ると小宮のババアが
「もぅ、最初から素直に座ればいいのに。ねぇ?皆さぁん?」
「そうだと思います」
「俺も思うわ~w」
「あたしもぉ!そもそもウゼェんだよお前w」
ピロリン♪
「?」
mail…誰?
パカッ
─────────
DEAR 雨宮
FROM 戸橋

お前マジキモいw

失せろwwwww
─────────
クスクス
後ろで戸橋の笑い声が聞こえる。

─────────
DEAR 戸橋
FROM 雨宮

お前のほうがうぜーよw

失せんのはお前w

───────────

返してやった。

もう何もかも面倒くさい

ふと思ったその時だった。
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