あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜
「空・・・」


「マサ・・・」


そのままゆっくりと地面につき、
空はマサの体を後ろから抱きしめた。


「大丈夫?」


「ああ・・・」


「なんでこんなことしたんよ・・・」


「えっ・・・?」


「なんで私なんかを・・・」


空の涙が頬を伝う。



「空・・・」


「私せいでマサがこんな目に・・・」


マサはそっと空の手を握った。





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