あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜
「ちょっと兄ちゃん、
そこどいてや。」


「なんやおまえら?」


「ちょっとそこの女に用があってな。
どいてくれるか?」


「はっ!? ソフィアは
おまえらに用はないわ!!」


「兄ちゃん、どかんと
痛い思いするで?」


見るからに怖そうな人たち・・・
それでも慎は私の前に立ち
そいつらから守ってくれた。


私は怖くて
ただ慎の後ろで怯えているだけだった。







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