あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第一章〜
「あれ? なんか忘れてない?」


「うん。 何か忘れてる・・・」


みんな走りながら考えるが
その答えはわからないままだった・・・




その答えは・・・



「ネコさん、これ美味しい!!」


「でしょ?これ新作の
米粉の入ったドーナツ!!
bikkeさんの秘伝の味よ。
抹茶に合うから、どうぞ。」


そう言ってネコさんは抹茶を出した。


「ホント、最高!!」


「で、奈乃葉ちゃん、
その傷どうしたの?」


「あれ? なんだったかな?」


その頃、奈乃葉はbikkeカフェで
bikkeドーナツを食べていた。
あんなに怒っていたのに、
ドーナツを食べて、怒りをすっかりと
忘れてしまっていた。


「bikkeドーナツ最高ぉぉぉー!!!」



ドーナツを両手に叫ぶ奈乃葉だった。





< 289 / 303 >

この作品をシェア

pagetop