ダイヤモンド


熱い体は、冷めるどころか熱くなるばかり。



彼女を大切に……


誘ってくれたからって、調子のんな、オレ。



いつもみたいに、優しく…だぞ!!





自分に何度も言い聞かせてバスルームを出た。




彼女はバスタオル1枚でテレビを食い入るように見ていた。



背中がはだけててヤバイ…




「……ユリ…」


名前を呼んでも無反応。


……あれ?


彼女の隣にしゃがんでテレビを消す。



「ユリ…?どした?」



すると彼女はゆっくりとオレの方に顔を向けた。


うるうるの瞳で見つめられる。



「誘うような女……嫌い?私のこと、嫌になった…?」




……きゅーん。


「嫌なわけないだろ?嬉しーよ。」



彼女を抱きしめてからキスをした。



抱きかかえてベッドへゆっくりと降ろす。



部屋の電気をすべて消してから彼女に再びキスをした。



彼女がスモールライトも嫌って言ったから。

それ以来、絶対につけない。



彼女が嫌がることは一切しない。






「…ヒロ……」


彼女が名前を呼べばキスを落とす。



久しぶりの彼女の体。


ゆっくり大切に…

味わうように脳に焼き付けた……










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