ダイヤモンド


「…はい。終了。もう、夕飯作るから。」



少ししてから、またベッドから出ていこうとする彼。



「…篤史…やだ…。お祝いいらないから側にいて…。」


「みーさっ。ワガママ言わないの。オレに祝わせてもくれねーの?」


「…うん。祝わなくていい。」


「“うん”って……。美沙の好きなビーフシチュー作ってやるんだぞ?」


「ビーフシチューよりも篤史の方が好きだもん…」


「はぁー……。そういうことをこういう状態で言われると困るんだって…。オレだって、今すぐにでも美沙をもう一回壊したいの我慢して言ってんのに……」









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