ダイヤモンド
「起きて起きて。はい、ばんざいして。」
服を着せてもらってから、リビングに行く。
テーブルには、私の好きなものばかりが並んでいた。
「うわ~!すごい、すごい!!」
「惚れ直しただろ~」
得意気に笑う彼。
「ほら、座って。食べるぞ!」
背中を押されてソファーに座らされる。
彼もそのまま私の隣に座る。
ワインで乾杯してから、一緒に食べ始めた……
「どう?美味しい?」
「まぁまぁかなー。」
「マジで…?厳し―なぁ……」
「ふふっ。ウソだよ。美味しいよ。」
―――――――……
「あーっ、お腹いっぱい…もう、苦しい…」
「じゃあ、ケーキいらねーの?」
「いる!ケーキは別腹だもん!!」
「はいはい。取ってくるから待ってて。」