ダイヤモンド


目の前に差し出された指輪。



今の状況が信じられなくて頭が真っ白になる。




これ……


もしかして、噂になってた指輪……?




うそ……




本当に……?






何も言葉が浮かばなくて、彼に抱きついた……







「何?これってオッケーってこと?」



笑いながら私の頭を撫でる彼に、私は何度も頷く。





静かな部屋に私の泣き声と彼の笑い声が響いた…








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