Last Love

散歩




「もちろん行くよね、爽麻も」




「………」




何も言わずに黙ったままの爽麻。




もしかして…嫌なのかな?




「嫌ならいいよ!無理しなくっても…」




「行く」




あたしの思いやりの気持ちを、爽麻は低い声で遮った。




「よし、決まり!」




圭君が笑顔で立ちあがって、あたしもそれに続いた。




爽麻は1つ溜息をついて、ダルそうに呟いて立ち上がった。




嫌なら無理しなくていいのに…。







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