Last Love



「…あ!」




「…?」




突然大きな声を出した圭君を、はてな顔で見る。




「さっき、シオリちゃんが言ってたけど…」




“爽麻のキス”




そう言って、圭君はニヤッと笑った。




「あれは、女の子から無理やりされたんだよ」




「えぇ!?」




無理やりされたの!!?




「だって、爽麻女嫌いだし、自分からするなんて絶対にあり得ない。」




た、確かに……。




「なんなら、聞いてみよっか?」




「え、いや、いいです!!」




圭君のあり得ない発言に、あたしは首を横に何度も振った。







< 189 / 429 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop