Last Love
少しして、爽麻の料理が運ばれてきた。
あたしたちは、おいしくいただいた。
爽麻の放ってる真っ黒なオーラには、気付いてないフリして。
食べ終わると、圭君はすぐに帰ってった。
怒られるのを避けるために。
あたしは逃げられないじゃないか。
って思って焦ったけど、爽麻は何も聞いて来なかった。
怒ってるから、謝ろうかななんて思った。
でも、謝ったら不思議に思われるからやめた。
あまり会話することなく、爽麻は寝た。
話してくれないことが、すごくさびしかったけど、我慢した。
明日の朝、爽麻はいつもどおりになってるように…
そう願って、あたしも眠りについた。