Last Love



「期間を延ばすことは…」




「すみません。」




淡い期待が、一瞬で消えた。




「変えられない運命です」




“変えられない運命”




…そう。




それが、あたしの道なんだ。




避けることなんてできない。




「期限は必ず守ってください」




「……はい」




「それでは、失礼します」




頭を下げて、すうっと消えた。




…それは、まるで夢を見たかのように。





< 326 / 429 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop