運命って信じる?


そう考えているとき…。



 ――ガサッ



後ろにある草が揺れた。


「私よ、そう怯えないで。また遅れちゃったわ。」

「いや、僕達も今来たところだから。」

「…アリス、誰かに見つかったか?」

「いいえ。どうしてそんな事を聞くの…?」


門の方を見てナイトが急に言った。


「…まさか!!??」

「…あぁ。そのまさかだよ。」


僕達は敵に囲まれていたんだ。






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